いきるための芸術の記録

荒地と廃墟の楽園より

古家採取活生計画

DIYイノベーションにより開発した「トレスパシオ(特許出願中)」という軸組み木造建築の後付け補強技術について

トレスパシオ・フレームウォール工法(Trespacio Frame Wall 工法)(特許出願中)は、ツーバイフォー材を使った新しいフレームウォール工法で、軸組木造住宅が完全に倒壊することを防止することを優先して住人の命を守ることに着目し、木質の専用補強構造体…

コンリート瓦、平屋の屋根を一部分改修して天窓をつける方法について

築80年の家のコンクリート瓦を一時的に直したものの(【【古家採取活生計画 vol.1】雨が漏れば修理すればいい。昔は修理しながら暮らしていたんだから。 - いきるための芸術の記録 】ー参照)、天井を剥がしてみると、瓦の下の野地板は紙のようにベラベラ…

いまいるべき場所-非常識な生き方「バガボンド/エグザイル/ノマド」

未来について考える。中津川の古民家を活用するために助成金を探したい。仲間と考えた「生活芸術館」を実現したい。 三角形の構造体をつくるために新しく卓上丸ノコを買った。ところが、左右45度までしか切れず、60度まで刃が傾けば30度の鋭角がつくれ…

未来はぼくらの手の中に。想像すればイメージを持ち続ければ現実になる。

まるで登山のようで、しかもまだ途中の。家の梁をジャッキアップして、荷締機で梁と柱を引っ張って、家がミシミシと音を立てた。 津島の長屋再生の目標は、耐震化を専門家のチカラを借りずに自分たちでやることだ。なぜなら、ほんとうに家主の側に立つサービ…

ひとが諦めたことを考えて成功させること。

家主ことMr.Kevinが津島の長屋に来た。溢れるアイディアを抱えて。趣味は「ひとが諦めたことを考えて成功させること。」今回のミッションは、家の傾きを直す「よろび起こし」をやるためだ。ジャッキアップと足場サポートと荷締機を駆使して。 Mr.Kevinは「家…

【糞を循環すること】つまり、エコなんてファッションで100年前はそれ以上の循環を人間は日常的に行っていた話

写真は中津川の古民家からの眺め。こんなに自然豊かな場所でも、家主は「すっかり自然が変わってしまった。」と言う。昔は、ここの用水路でシジミが取れたそうだったが、森を伐採し、後から植林した木では地中に水を蓄えることができず、全体のバランスが変…

ぼくは、100年前と100年後の狭間に生きている。それだけのスパンでこの時代を眺めてみる。

「100年」という単位が重要。人間の寿命も、1世紀も同じ長さ。ぼくは、100年前と100年後の狭間に生きている。それだけのスパンでこの時代を眺めてみる。100年後は、ほとんど何も見えないが、100年前を思い測れば、同じだけの未来が広がる。 …

【古家採取活生計画 vol.1】雨が漏れば修理すればいい。昔は修理しながら暮らしていたんだから。

日本では古い家に住みたがる人は少ない。ヨーロッパでは中古市場が80%なのに対して日本は新築市場が同じ割合だ。 どうしてなのか。古い家でも掃除したり修理すれば、充分快適に暮らせるはず。そう考えて愛知県津島市の築80年の長屋に暮らしている。 9月…

生きる技術から生きる美術へ。人生は、肩書に関係なくすべての人が道の途中。立ち止まらなければ、美しくなる。

気がつけば、2拠点居住をしている。東京板橋区と愛知県津島市。津島では、300坪の敷地にある4つの建物を再生しようと企んでいる。最近では、よくある話らしい。「空き家再生」「リノベーション」「町づくり」しかし、誰かがやっていようが、よくある手…

芸術が自然に接近するための技術であるなら、生きる芸術とは、自然により近い暮らしを探求すること。

旅をした。生まれ育った東京を離れ、空き家の構造模型をつくるために愛知県津島市の築80年の長屋に滞在しながら、同じ津島市の築100年の町屋の庭の草むしりや部屋の掃除をして、2週間後には岐阜県中津川の古民家に1泊して、旅の途中で買った中古車で…

空き家に暮らして、その経験から何が必要で何が足りないのかを明らかにしてみる試み。

いよいよ新しい旅が始まった。いくら準備をしても、その一歩を踏み出さなければ旅は始まらない。逆に言えば、踏み出しさえすれば、準備なんか必要ない。土曜日の夜から、愛知県津島市の半年付き合い続けてきた築80年の長屋に滞在している。少しづつ掃除を…

空き家を巡る冒険のスタート地点。日本中に点在する空き家に滞在して旅する計画の話。

どうやったら理想の暮らし=「生きる芸術」が実現できるのかそれは、いまの社会に対して信用も納得もできないからで、だから根本的なところから思考と試行を繰り返して自分の現実をつくろうとしている。ずっと考えている。 ここ1年間、家主さんと話しながら…

木造建築という失われつつある日本の技術に魅了され、保存と学習に努めている。

長屋の模型をつくるために、木曜日の夜から津島市にいった。長屋のオーナーに依頼されて、木造建築の構造を把握するためにやってみることにした。「できないことやれば、どうやればできるのか分かる。」とはピカソの言葉。木造建築の耐震構造は失われた技術…

古家採集活生計画のための調査。第ゼロ回目。

家から徒歩15分に発見した古家の調査にいった。ぼくが住む東京板橋区にもこんな光景がある。 西台不動尊の隣接する植物に覆われた家。緑の奥からテレビかラジオの音が聞こえてくる。黒い穴のなかへ入って、「こんにちはー!」と呼ぶも返事なし。気がつけば…